形を変える構造:21世紀におけるジェンダーとインターセクショナリティの構造
20世紀半ば以降、ジェンダーに関する研究は、インターセクショナルな階層の中でジェンダーがどのように構築・維持されてきたかという構造的分析を通じて飛躍的に発展してきました。この間、集団的な運動によって制度の枠組みや慣習的な実践、イデオロギーに変化がもたらされ、階層構造に影響を与えてきました。しかしながら、そうした階層が完全に消滅することはありませんでした。
本講演では、21世紀の構造について考察し、構造がどのように「形を変えてきたか」に注目します。「shape shifting」という表現は、神話的存在が姿を変える能力を指しますが、ここでは、過去のイデオロギーや構造が新たな形で再登場している様子を示すために用いています。
テクノロジーの急速な進化とその広がり、政治・経済の地殻変動、そして安全保障体制など新たなグローバルな枠組みの登場によって、21世紀には新たな権力構造が形成されつつあります。こうした変化の中で、私たちはジェンダーやインターセクショナリティの理解をどのように捉え直すべきでしょうか。
知識の階層構造への認識が高まる中、世界各地で発展してきた概念や方法論に注目しながら、私たちの理論を洗練させる努力が続いています。その一環として、階層を再構築し続ける「形を変える」権力構造にも目を向けることを提案します。
開催日時
2025年11月17日(月) 17:00~18:30(日本時間)
詳細
- 会場
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ハイブリッド
東京大学弥生キャンパス フードサイエンス棟 会議室1(下部リンク参照)
オンライン(Zoomウェビナー) - 言語
- 英語
外部リンク
登壇者
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Bandana Purkayastha教授 コネチカット大学評議員特別教授。社会学。 https://sociology.uconn.edu/person/bandana-purkayastha/ 国際社会学会副会長(2023~2027年) アメリカ社会学会:アジア・アジア系アメリカ人部門 分野貢献賞(2016年)、ジェシー・バーナード賞(2019年)、社会における女性のための社会学者協会:会長(2013~2014年)、フェミニスト・メンタリング賞
受付は終了しました